海外旅行のインターネット接続で、多くの方が使われるのが無料の公衆Wi-Fi(フリーWiFi)。空港やホテルなどに設置されていて、だれでも手軽に接続できます。
ただし、利便性の反面で悪質なハッカーからのセキュリティ被害には気をつけないといけません。クレジットカードの悪用のリスクや個人情報の漏洩は、スキミング※以外にも公衆Wi-Fiに潜んでいます。
※スキミングとは、スキマーと呼ばれる特殊な機械を使って、キャッシュカードやクレジットカードなどの個人情報を不正取得する犯罪行為
この記事では、海外旅行における無料の公衆Wi-Fiの危険性を明らかにした上で、公衆Wi-Fiを安全に使えるVPNサービスについて解説します。
ぜひ、これから海外に渡航される方はこの記事を読んで、VPNを使って無料の公衆Wi-Fiで安全にインターネットを利用しましょう!
編集部の紹介
VPNストリーム
運営チーム
海外旅行での無料Wi-Fiを使う危険性
最初に、海外旅行で無料Wi-Fiのインターネットは危険といわれる事例を紹介しましょう。
実際に無料Wi-Fiを使ったユーザーがどんな被害にあっているか口コミを調査しました!
フリーWi-Fiは盗聴される
日本でも増えてきているFree-Wifi
無料でスマホやPCをネットに接続できるありがたいサービスです
でも、気を付けて
Free-Wifiには盗聴の危険性があります
なので、パスワードやクレジットカードデーターなど重要な個人情報は送信NG
もしくはVPNでセキュリティーを上げてFree-Wifi使いましょう
— とりいただし|バリ島の還暦SEOマーケター (@MonbuuSeo) October 23, 2024
空港のフリーWiFiでURLが「http://~」で始まる暗号化されていないWebサイトを見ると、入力したIDやパスワード含めた個人情報が丸わかりになってしまいます。
「https://~」から始まる「http」の終わりに「s」が付いているサイトであれば、通信が暗号化されたサイトのためフリーWi-Fiでも盗聴はされにくいです。
フリーWi-Fiの盗聴については、以下の動画で盗聴される仕組みがわかりやすく解説されています。
SNSアカウントが乗っ取られた
「ホテルのWi-Fiなら安全でしょ!」と勘違いしているひとが多すぎます。クレカの情報が漏れたり、ウイルス感染の危険性があることを知ってほしい。私の友人は海外で油断して、SNSアカウントを乗っとられてた。知らないとマジで痛い目みる、iPhoneで安全にネットを使うために最低限チェックすることは pic.twitter.com/nBbrsPuG8u
— みみ|旅女🪽 (@mm__ii89) January 13, 2024
海外旅行では少しでもスマホのモバイルデータ通信の消費を抑えたいため、ホテルのWi-Fiに利用しがちです。
しかし、ホテルのWi-Fiもパスワードがない無料Wi-Fiであれば、宿泊客ではなくても接続できてしまいます。
ホテルWiFiだからと安心してパスワードの無いフリーWi-Fi利用していると、外から個人情報を盗み取られる可能性もあるので注意しましょう。
上記のように海外旅行での無料Wi-Fiにはセキュリティリスクが付きまといます。
Wi-Fiのスイッチを切り忘れて、「無意識にフリーWi-Fiに接続していてネットショッピングしちゃった」は非常に危険です。
無料Wi-Fiで実際に起きた事例を下記にまとめたので、海外旅行に行く前によく確認しておきましょう。
無料Wi-Fiの危険性
- 個人情報漏洩のリスク:ハッカーにIDやパスワード、クレジットカード情報などが盗まれる
- 偽のWi-Fiネットワーク:悪意のある偽のWi-Fiスポットに自動接続して個人情報を収集される
- セッションハイジャック:ログイン中のアカウント情報が盗まれ、不正利用される
- ウイルスやマルウェアの感染:デバイスにウイルスやマルウェアが感染する
- 通信内容の盗聴:第三者に覗き見され、メールやチャット内容が漏洩する
- SNSや金融機関のアカウント乗っ取り:SNSやオンラインバンキングに不正にアクセスを許す
- フィッシング詐欺:無料Wi-Fi使用時に表示される偽サイトに誘導され、IDやパスワードが漏洩
- プライバシーの侵害:無料Wi-Fiを提供する側が、利用者の行動履歴や位置情報を収集する
- 遠隔操作による不正アクセス:デバイスが第三者に遠隔で操作され、個人情報やデータが漏洩
海外旅行ではVPN接続がおすすめ!理由とメリットを解説
無料Wi-Fiの危険性を解説したところで、セキュリティ対策の方法を紹介しましょう。その方法は、VPN接続をすることです。
この章では、VPNの特徴とVPN接続のメリットを解説します。
VPNとは暗号化されたネットワークを利用できる通信サービス
(画像引用:NTT東日本公式)
VPNは、①トンネリング②カプセル化③暗号化という3つの通信技術でネットワークに仮想のプライベート空間を構築します。
外部者がアクセスできないセキュリティが確立された通信を経由することで、安全にインターネット上でデータをやり取りできるのです。
トンネリング、カプセル化、暗号化は以下の表をご参照ください。
VPN接続における役割 | マラソンに例えると... | |
トンネリング | ネットワーク上に仮想の通信経路をつくる | ランナーが走る道を設けて規制を張る |
カプセル化 | 通信データを見えないようにする | ランナーを警備員で囲む |
暗号化 | 通信データを解読できない状態にする | ランナーを変装させて誰か分からなくする |
わかりやすく解説するために、マラソンに例えましたが、VPNサーバーは上記のようにインターネットの通信アクセスを暗号化しています。
メリット①暗号化された通信で安全にインターネットが利用できる
VPNは通信アクセスそのものを暗号するため、外部の第三者はまったく中身を見ることができません。
無料Wi-FiでもVPN接続をしていたら、ネットショッピングをしてもログイン情報やクレジットカードの番号が漏れる心配はないため安心です。
VPN接続で暗号化されたネットワーク空間を通ることで、無料Wi-Fiを利用しても安全にインターネットが利用できます。
メリット②IPアドレスが匿名化されて通信規制を突破できる
中国や北朝鮮、ロシアなどに代表される国は情報規制のため、他国のWebサイトにアクセスできないようネットワークを遮断しています。
そのため、中国本土ではGoogleやYahoo、LINE・Facebookなど一部のサービスが利用できません。
しかし、VPNは世界中の暗号化されたVPNサーバーも利用できるため、IPアドレスも匿名化されます。
中国から日本の匿名化されたVPNサーバーを使えば、中国本土でもGoogleやYahoo、SNSなどが利用可能です。
メリット③海外から日本国内に限定された配信を閲覧できる
海外旅行では、いつも見ていた「日本のインターネット配信サービスが利用できない」ということも珍しくありません。
例えば、HuleやU-NEXTなどの動画配信サービスは、日本国内限定で配信が許可されている映像作品も多いからです。
動画配信サービスだけではなく、PayPayやメルカリ、転職支援サイトなど意外と多くのWebサービスが国外で閲覧規制がかかっています。
しかし、VPNで日本のサーバーに接続すればIPアドレスが日本になるため、日本国内限定のサービスも海外から利用できるでしょう。
VPNのデメリット3選!利用する上で注意すること
海外旅行のインターネットセキュリティを高めるためにおすすめのVPN。
しかし、VPNには利用する上でのデメリットや注意点も存在します。この章では、VPNのデメリットを3つ紹介します。
無料のVPNは悪質サービスの可能性がある
セキュリティを高めるはずのVPNサービスですが、一部のVPNサービスは逆に利用者の通信履歴を悪用する可能性があります。とくに完全無料を謳うVPNは非常に危険です。
VPNサービスはサーバーを維持するための巨額の資金が必要になるため、完全無料のVPNはサービス料とは別にその資金を確保する必要があります。
広告費で収益を出す場合もありますが、個人情報を業者に販売する悪質なVPNも存在するので、基本的に無料のVPNは避けましょう。
接続するサーバーによっては通信速度が遅くなる
VPNは暗号化された通信サーバーを利用しますが、利用するサーバーによっては通信速度が遅くなる可能性があります。
暗号化された通信サーバーはVPNサービスによって様々な国に設置されますが、自分が住んでいる国から距離が離れたサーバーに接続すると応答速度に遅延が発生するからです。
そのため、VPN接続して高スペックのオンラインゲームをしたり、4K・8Kなどの超高画質動画を見るのはおすすめできません。
VPNで利用できないサービスがある
VPN接続していると、利用できないサービスも存在します。
例えば、動画配信サービスでジオブロック(地域間の視聴制限)を超えるのにVPNは利用されますが、動画配信サービス側もVPNをブロックする場合があります。
VPN側とサービス配信側のいたちごっこ状態ですが、VPNを経由しなければ見れるサービスがVPN接続すると見れなくなる可能性があることを理解しておきましょう。
また、ロシアや北朝鮮など国によってはVPN接続を違法としている国も存在するため、お住まいの国がVPNを利用してよいかも調べておく必要があります。
海外旅行におすすめのVPNサービスはNordVPN
この章では、海外旅行におすすめのVPNを紹介します。VPNサービスはたくさんありますが、当サイトにおすすめのVPNは下記の4つです。
スクロールします→
VPNは多くのサービスがあるので、どれを選べばよいか悩んでしまうと思いますが、当サイトのおすすめはNordVPN。
NordVPNは、VPNプロバイダの中でもサーバー数・通信速度・料金がトップクラスに優秀です。
NordVPNがおすすめの理由
料金 | 630円/月~ |
契約事務手数料 | 0円 |
解約違約金 | 0円 |
サーバー数 | 5700台 |
対応国数 | 57ヵ国 |
中国対応 | - |
プロトコル | NordLynks、PPTP/L2TP、OpenConnet |
同時接続台数 | 6台 |
プライバシーポリシー | ノーログ |
運営会社 | Nord Security |
NordVPNがおすすめの理由に以下の5つの理由があります。
NordVPNがおすすめの理由
- VPN業界で利用者数1,400万人のトップシェアを誇り信頼性がある
- 世界60ヵ国6300のサーバーに対応
- ノーログポリシーでアクセス履歴の追跡や保存なし
- 最新プロトコルのNordlynksは業界最速クラス
- 30日間の返金保証あり(1年or2年
NordVPNは、世界中で最も利用されているメジャーVPNで、ノーログポリシー※を掲げており安心して利用できます。
※ 利用者のアクセス履歴を追跡しないこと
下記の記事では、さらに詳しくNordVPNの口コミ・評判からメリット・デメリットを解説してるのでぜひ合わせて参考にしてください。
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NordVPNでVPNサーバーに接続し、インターネットアクセスを暗号化する方法を解説します。
NordVPNに登録する
まず、NordVPNを公式サイトから購入します。1ヶ月~2年間プランまで利用期間に応じて、好きなものを選びましょう。
\ 最大63%割引を実施中 /
✓30日以内の解約・返金なら0円
おすすめなのは2年のスタンダードプランです。全プランで最安値の630円/月から利用可能です。
VPNサーバーに接続する
NordVPNのインストールが完了したら、デバイスと互換性のあるアプリを立ち上げます。
WindowsやMac、iOS、AndroidそれぞれのアプリケーションがNordVPNのマイページからインストールできます。
好きなVPNサーバーにアクセスすると、通信が暗号化されたインターネットアクセスになります。
VPN接続すると通信が暗号化されるため、海外旅行でも安心してフリーWi-Fiに接続してインターネットを利用可能です。
まとめ
この記事のまとめ
- 無料Wi-Fiはセキュリティリスクがある
- VPN接続すれば通信が暗号化されるため無料Wi-Fiも安心して利用できる
- 当サイトおすすめのVPNサービスはNordVPN
無料Wi-Fiは、多くの方が利用するため、盗聴や個人情報の漏洩などリスクが付いて回ります。
特に、海外では旅行者を狙ったSNSアカウントの乗っ取りやクレジットカードの抜き取り被害も報告されています。
VPN接続をすれば、インターネットアクセスのすべてを暗号化が可能。無料Wi-FiでネットショッピングやSNSアカウントのログインをしても盗み見られる心配はありません。
無料Wi-Fiを使う以外にも、VPN接続のメリットは多いです。日本のサーバーに接続して、海外でも日本のサービスを同じように利用できたり、動画配信サービスのジオブロックを回避して好きな映像作品を海外旅行でも楽しめます。
ぜひ、海外旅行ではVPNサービスを利用して安全かつ、快適にインターネットを利用してください!
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